2018年10月10日水曜日

【防災】災害対策と建物の形 (その1)


建物はデザイン性より安全性!?


こんにちは。
台風一過で日向ぼっこのIRUKAです。




災害対策の中でも、時間とお金のかかる建物について
話を進めているわけですが、既に被災して避難している方の中で

仮設住宅に住まわれている方が
また被災されているニュースを見ると、心が痛んでしましますね。

自宅に戻れず、または住んでいられないために
やむを得ず仮設住宅で過ごされているというのに

その仮設住宅が強風で飛ばされてしまっていては、避難の意味がないですよね。
しかし、それも仕方のない話なのかもしれません。

(参照)河北新報:
https://photo.kahoku.co.jp/graph/2018/10/08/01_20181008_73028/001.html



仮設住宅は、あくまで仮の建物。応急的に建設したにすぎません。
特にプレハブ住宅の場合は、直ぐに用意ができることが目的の一つとなっているので
強度はかなり劣ってしまいます。

中には、通常のマンションや団地のように
RC造で頑丈に作られている仮設住宅もあります。

しかし、そうでない仮設住宅がほとんどなので、被災して住まわれている方は
少しでも早く引っ越しを検討できるように対応してもらいたい限りですね。
(被災者だけでなく、国は早急にバックアップ案を出さないと)



多くの方が、ご自宅が被災時に無事であることを望んでいると思いますので
そんな建物の構造について、簡単な部分について引き続きお伝えしたいと思います。




  強度が変わる!!建物の形とは?           


部材によって建物の強度が変わってくるのは
前回お伝えしたのですが、その他に何があるのか?というと

それは、建物の『形』です。

建物の形というのは、作られた方によっては
デザイン性を強調していたり、限られた土地を有効活用するためであったりと
形というのは、作った人の思いが詰められていますよね!

しかしその形が、時には命の危険を及ぼしたり
住むことができなくなったりする原因にもなってくるので
形というのは重要な構造の一つとなってきます。



  真上から見た建物ってどんな形?           




まず、重要になってくる形というのが、建物を真上から見たときの形です。
一般的に多い正方形に近い形と比べて、強度が劣ってしまう形とは

・中庭のある建物
・コの字型の建物
Tの字型の建物
Iの字型の建物
・渡り廊下のある建物、またはHの字型の建物
                             などなど

これらの建物には特に揺れに対する強度が弱くなる特徴があります。
その揺れに対して弱くなる部分というのが、継ぎ目の部分になるのですが

その継ぎ目というのが



 とか



となります。

揺れというのは、縦や横、上下などがあり
一定方向のみであればよいのですが、複数の方向の揺れが発生するため
上記の建物だと、継ぎ目を境に建物が別方向に揺れてしまい

それによって、継ぎ目の部分から破損が発生し
建物への影響が拡大していってしまうというわけです。

これは、建物の大きさに限らず影響は発生するので
気にしておいたほうが良い箇所になります!

むやみに増築してしまうと、危険度が増しますので要注意ですよ。




次は、建物を横から見たときの場合についてですが
それは次回以降にお伝えいたします。

ということで、少し硬い話が続きますが
ご自分の人生のためだと思って、参考にしてもらえたらと思います!



それでは、今後もよい人生をお過ごしください。

          




※まとめ
・形一つで建物の強度が変わりますよ!
・増築するときも要注意!
・形一つで災害対策です。



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