2018年10月8日月曜日

【防災】災害に強い建物と材料について


自分の家は大丈夫?素材で変わる安全性!



こんにちは。
全国の美味しいものを教えてほしいIRUKAです。

さて、災害に強い安全な家ということで
『自分が建物に対して求める安全ってどれぐらいですか?』
という話をしました。

どの建物でも日本の法律(建築基準法)で最低限の安全は守られています。

あとはご自身が建物に求める耐久度によって費用が変わってくるので
それによって実現可能な安全かどうか、が決まってくるわけです!!



  建物の部材と強度の関係        


ということで、建物の強度の話についてですが

建物の建て方や強度の上げ方は
手法を上げればキリがないほど、様々な方法があります。

しかし、根本的な構造部分の強度に関しては、手法が大きく分かれており
それが構造に使う部材の種類で、木造、S造、RS造という四つになります。

W造(木造)
  これは木造と呼ばれるものの略称で
木材で骨組み部分の柱を造っている建物になります。
(使用例:戸建て、アパート)





S造(鉄骨造)
  これは、鉄骨造と呼ばれるものの略称で
骨組み部分の柱に鉄を用いている建物になります。
(使用例:戸建て、アパート)



RS造(鉄筋コンクリート造)
  これは、鉄筋コンクリート造と呼ばれるものの略称で
  骨組みの柱にコンクリートを使い、そのコンクリートの中に細い鉄の棒を
  いくつも筋のように使われている建物になります。
  (使用例:戸建て、アパート、マンション、ビル)





SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)
  これは、上記二つを掛け合わせた鉄骨鉄筋コンクリート造と呼ばれるものの略称で
  骨組みの柱に、鉄骨に鉄筋コンクリートで囲ったものを使われている建物です。
  (使用例:マンション、ビル)





この四つの部材による強度の関係は、以下のようになります。

 強度(弱)            強度(強)
 W造 < S造 < RC造 < SRC

耐火性能については、以下のようになります。
(火や熱を受けて、強度を保てるかどうか)
  耐熱(弱)            耐熱(強)
   S造 < W造 < RC造 < SRC


※(注意)
 部材自体の違いとなります。
 どの部材であっても建築基準法の耐震基準を満たす工法を取り入れています。
 あくまで、基準として参考にしてください。



比較してみると、W造よりSRC造のほうが強いことがよくわかると思います。
なので、より高層になるマンションやビルにはSRC造が使われるわけです。

しかし、建物が高くなれば高くなるほど、災害の影響を受けやすくなるため
強度を上げる構造や免震構造を取り入れています。





  強度と費用の関係           


さらに費用の関係では、以下のようになります。

(全国平均に基づく)

  費用(低)            費用(高)
W造 < S造 < RC造 < SRC



強度が上がれば費用も上がっていきますので
ご自身が建物に求める強度と、出せる予算との相談になってきます。

注文住宅場合の費用比較がありますので、下記を参照してみてください。




単純な部材の強さの構造で言えばSRC造が災害に強いということですが
戸建ての場合は、RC造もしくはS造でも必要な強度が得られます。

また、建物の強度というは、部材の強度だけではなく
設計時の構造でも変化しますので、簡単な違いについてもお伝えしたいと思います。

少しでも災害の影響を受けずに過ごしていけるほうがいいですからね!





それでは、今後もよい人生をお過ごしください。






※まとめ
・部材によって建物の強度は変わってきます。
・どの部材であっても、設計上で耐震性能は変わらないようになっています。
・災害の影響を受けにくい、という基準で参考にしてください。





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